.01旧式シャトル織機で織り上げたオリジナル10ozデニム生地

旧式シャトル織機で織り上げたオリジナルの10ozデニム生地を使用しています。
特濃色に染め上げることでメリハリのある色落ちや、旧式シャトル織機ならではの独特なムラ感は程よい不均一さのある表情へと経年変化をしていきます。
デニム生地に施されたドット抜染は、カラーや染め具合を何度もテストし、ドットの見た目が硬くなりすぎず自然な風合いになるように仕上げています。

.02ウォバッシュストライプ柄で魅せるディテール

ウエスタンシャツの特徴的なディテールでもるウエスタンヨーク部分は、生地を90度傾けてボディ部分との見た目を換えています。
両胸のポケット部分はフラップを含めストライプ柄を柄合わせすることでボディに溶け込ませています。
パーツごとに生地の使用方法を変える遊び心のあるデザインです。

.03独特な経年変化「パッカリング」が楽しめる巻き縫い縫製

主要部分の縫製は2本針のチェーンステッチによる巻縫い縫製仕様です。
元々は生地の縫製強度を高めるために生み出された巻き縫い縫製ですが、二本針のチェーンステッチによる巻き縫いは、着込むことで生地と共にステッチが伸び縮みするため、ステッチ部分に独特のうねりであるパッカリングが生まれます。このうねりの凹凸が擦れることで色落ちの濃淡が際立ち、立体感のある表情が現れます。

.04表情豊かな天然黄蝶貝ボタン

見る角度により色味が変化する表情豊かな黄蝶貝を使ったスナップボタン。
表面をコーティングせずに黄蝶貝の表情をそのまま活かしています。

.05シャトル織機ならではのセルビッチ

前立て裏や裾の両脇部分にはシャトル織機で織り上げた証と言える生地のミミ（端の部分）を使用しています。

また、裾の両サイドには三角マチはヴィンテージウエアにも見られるもので、裾の合わせ部分を補強するためにつけたと言われています。
フラットヘッドでは十分な強度を持たせた縫製をしていますが、補強よりもデザイン的な意味でマチをつけています。