DETAILSこだわりディテール
色落ちとヒゲ
青い部分はインディゴ染めされた糸を使用しているため、色落ちして淡いブルーへと経年変化が現れている。柄の入った生地ながらしっかりと存在感のあるヒゲも。仕事着としてのリアルな穿きこみが伝わってくる表情のひとつ。
擦れによるダメージ
日頃から仕事着としてタフに穿きこまれることで擦れやすい部分はダメージが現れている。巻き縫いのトリプルステッチは一部が擦り切れてしまっているが、完全にほつれることなく形をとどめている。
膝の擦り切れ
擦れやすい太ももから膝にかけては経年変化も一段と現れている。通常の着用ではなかなかこういった色落ちやダメージは見られないが、ワークウエアとしてタフに穿きこまれても、しっかりと耐久している。
黒みの現れた鉄ボタン
オリジナルの鉄製ボタンは光沢感が鈍くなり、黒みのある表情へと変貌している。黒くマットな風合いのボタンは生地同様に長い年月の着用を物語っている。
後メスによるボタンホール
かがり糸を縫ってから切り込みを入れる後メスで仕上げたボタンホールは、生地の経年変化とは裏腹にかがり糸も擦り切れることなく残っている。生地の房がしっかりと緩衝材の役割をしていることが分かる。
真ん中の膨らんだベルトループ
ベルトループの真ん中部分を盛り上げて縫うことで両脇のステッチの擦り切れを軽減するつくり。中央は擦れて色落ちも進行しているが、ステッチ部分は糸が濃く残りステッチもほつれていないことが分かる。独特な経年変化が楽しめるだけではなく、しっかりとステッチを守っている。